イスパニア会第66回例会が開かれました
去る2025年12月14日(日)、東京外国語大学本郷サテライトにて第66回例会が開催されました。対面とリモート形式との併用による実施となり、対面参加者22名、リモート参加者15名が参加しました。非会員の参加者も6人参加されました。
例会は柳原孝敦東大教授(東京外大卒)による「マリオ・バルガス=リョサ追悼—ペルー=スペイン作家の最後の2作品を読む」と題した講演会でした。昨年4月に亡くなったペルー生まれで後にスペイン国籍も取得したノーベル賞作家マリオ・バルガスリョサの最後の2作品「激動の時代」「沈黙をあなたに」が相次いで翻訳出版されたことを題材にし、バルガス=リョサ、及び中南米文学の特徴を講演していただきました。バルガス=リョサの作品の多くに見られるカットバックの技法、すなわち、複数の、登場人物も時間軸も違う話が一つの文章の中に描きこまれ、後にそれぞれのつながりが明らかになっていくという技法を「激動の時代」「沈黙をあなたに」といった作品の中で紹介していただき、また、バルガス=リョサの著作物が一覧で紹介され、中には同じようなことを描いた著作もあるとのことで、作品、特に柳原様が翻訳された「激動の時代」を是非読んでみたいと思わせられたお話でした。
引き続いて行われた懇親会は近隣のイタリア料理店にて15名が参加して行いました。着席形式で講師の柳原先生を囲み、楽しく語り合うことができました。
次回は2026年6月に第67回例会を行います。より多くの会員の方々の参加をお待ちしております。