イスパニア会第66回例会のご案内
マリオ・バルガス=リョサ追悼
—ペルー=スペイン作家の最後の2作品を読む

イスパニア会は来る12月14日(日)に第66回例会を開催いたします。前回同様、オンライン併用の対面方式で、例会後は近隣のレストランにて懇親会も企画しております。例会講師は、例会講師は、東京外国語大学卒で現東京大学教授の柳原孝敦様にお願いします。

過去の例会報告はこちらからご覧ください。

◎第66回イスパニア会例会のご案内◎

日 時: 2025年12月14日(日) 
15:00-16:30 (例会)
17:00-19:00 (懇親会)
テーマ: マリオ・バルガス=リョサ追悼—ペルー=スペイン作家の最後の2作品を読む
講 師: 柳原孝敦氏
会 場 東京外国語大学本郷サテライト4階レクチャールーム
オンラインアプリ: Google Meet(後日お送りするURLをクリックするだけでご利用いただけます)
例会費: 会 員:無料
非会員:1,000円
懇親会費: 4,000円、学生1,000円(会員・非会員を問わず)

【講演テーマ】

「マリオ・バルガス=リョサ追悼——ペルー=スペイン作家の最後の2作品を読む」
今年2025年4月ペルー=スペインの作家マリオ・バルガス=リョサが亡くなりました。1960年代のいわゆる「ラテンアメリカ文学のブーム」をその初期から牽引し、最後の生き残りとなっていた人物です。私自身、彼の作品を読むことによってスペイン語を学んできたと言えるでしょう。そんな馴染みの作家の遺作『沈黙をあなたに』(2023)の翻訳を担当する幸運に恵まれました。講演時には発売間近になっていることと思います。またそのひとつ前の作品『激動の時代』も夏に翻訳が刊行されました(久野量一訳、作品社)。この最新の2作を紹介しながら、作家の作品の魅力を紹介できればと思います。

【講師プロフィール】

柳原孝敦(やなぎはら たかあつ) 
1989年 東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒、
1995年 地域文化研究科大学院博士後期課程単位修得満期退学、
2003年 博士号取得。
2004—2013年 東京外国語大学准教授、教授  
現在 東京大学教授
専門はスペイン語圏の近現代文学、文化研究、現代文芸論
著書に『ラテンアメリカ主義のレトリック』『映画に学ぶスペイン語』『テクストとしての都市 メキシコDF』等、翻訳書にカルペンティエール『春の祭典』、ボラーニョ『第三帝国』バスケス『物が落ちる音』、バルガス=リョサ『沈黙をあなたに』(近刊)等

★申し込み方法★

例会への対面参加(講演会の聴講及び懇親会)、或いはオンライン参加ご希望の方は、下記のURLにアクセスしていただき必要事項をご記入願います。12月7日まで
https://forms.gle/NUvXmurXoCXEjrkT7

また、メールにてお申込みの方は、参加形態(下記*)と共にお名前と(東京外大卒業の方は)卒年を明記のうえ、12月7日(日)までに 山川 あてにご連絡ください。  

(*)1. 対面で参加 講演会と懇親会
   2. 対面で参加 講演会のみ
   3. オンラインで参加 講演会のみ

オンライン参加ご希望の連絡をいただいた方には、12月11日(木)までにGoogle MeetのURLとMeeting ID、パスコードを通知いたします。

現在イスパニア会の会員でない方のご参加も大歓迎で、お誘い合わせの上お運びください。
お問い合わせは、坂本興文までお願いいたします。

◎過去の例会テーマ◎

  • 第65回例会「中南米の政治・経済動向 ― 主要国を中心とした最近の動きと今後の見通し」
  • 第64回例会「スペインの歴史都市を旅する」
  • 第63回例会「「ラテンアメリカ経済は今:メキシコ大統領選挙から見る現状と今後の見通し」
  • 第62回例会「ノーキャプション漫画は『リンガフランカ』です」
  • 第61回例会「孫に伝えたい-心の航海日誌」
  • 第60回例会「近代バルセロナの芸術-万博、ピカソ、貞奴」
  • 第59回例会「スペイン史と国民史学 ―『スペイン史10講』を上梓して」
  • 第58回例会「ルベン・ダリオと私」
  • 第57回例会「語学研究と地域研究-故原教授と私」
  • 第56回例会「パンデミック下のメキシコで ~子ども、移民、女性」
  • 第55回例会「中南米と新型コロナ」
  • 第54回例会「新生スペインと日西関係」
  • 第53回例会「変動期の中南米情勢を読む」
  • 第52回例会「東京外国語大学スペイン語専攻の120年」
  • 第51回例会「発展途上地域の教育課題ーラテンアメリカを中心に」
  • 第50回例会「スペイン語圏は日本メディアにどのように登場したか」
  • 第49回例会「スペイン語の子どもの本を翻訳するとは」
  • 第48回例会「2つの文化の狭間で」
  • 第47回例会「中南米の帰国子女として」
  • 第46回例会「わが国と世界を結ぶ日系社会」
  • 第45回例会「多様なスペイン語を探求する―現地調査より」
  • 第44回例会「ことばのおもしろさ」
  • 第43回例会「転機のラテンアメリカ〜政治経済情勢を読み解く〜」
  • 第42回例会「フラメンコの夕べ ー逢坂剛氏を迎えてー」
  • 第41回例会「スペイン語史と現代スペイン語とのかかわり」
  • 第40回例会「実演で知るベネズエラの音楽文化」
  • 第39回例会「ニューヨークのメキシコ先住民」
  • 第38回例会「フレデイ前村とイルダ・ガデア〜「新しい人間」を目指した人々と今に受け継がれる想い〜」
  • 第37回例会「スペイン・テネリフェ派のシュルレアリスムについて」
  • 第36回例会「1年間のスペイン滞在を終えて」
  • 第35回例会「スペインとカタルーニャ―近代国家像の模索」
  • 第34回例会「天上の楽器ハープ」
  • 第33回例会「逆さまの地球儀」
  • 第32回例会「スペインの国際関係」
  • 第31回例会「ブラジルと共に35年」
  • 第30回例会「スペイン語世界のうたアフタヌーン・コンサート」
  • 第29回例会「アンダルシア文化の特質について」
  • 第28回例会「坪川真理子氏クラシックギターコンサート:スペイン幻想の調べを堪能する」
  • 第27回例会「藪医竹庵、医療を愚痴る---すぐに役立つ健康の話」
  • 第26回例会「荒井正道先生の卒寿をお祝いする集い」
  • 第25回例会「年金制度の仕組みと当面する課題」