イスパニア会第64回例会のご案内
「スペインの歴史都市を旅する」

イスパニア会は来る12月15日(日)に第64回例会を開催いたします。前回同様、オンライン併用の対面方式で、例会後は近隣のレストランにて懇親会も企画しております。例会講師は、当会の立石博高会長および小倉真理子理事が務められます。

過去の例会報告はこちらからご覧ください。

◎第64回イスパニア会例会のご案内◎

日 時: 2024年12月15日(日) 
14:30-16:30 (例会)
17:00-19:00 (懇親会)
テーマ: スペインの歴史都市を旅する
講 師: 立石博高氏、小倉真理子氏
会 場 東京外国語大学本郷サテライト4階レクチャールーム
オンラインアプリ: Google Meet(後日お送りするURLをクリックするだけでご利用いただけます)
例会費: 会 員:無料
非会員:1,000円
懇親会費: 4,000円、学生1,000円(会員・非会員を問わず)

【講師より】

本講演では、立石・小倉の共著刊行に至った経緯を述べたうえで、「世界遺産都市機構」を構成する15都市の魅力を紹介します。歴史文化遺産を保存しかつ観光リソースとすることは容易ではありません。しかしスペインの事例は大きな成功を収めるに至ったと言えます。なかでも市街区の重要な部分を占める歴史地区を世界遺産に指定されている15都市の在り様は、我が国の観光戦略にとって貴重な先例となるでしょう。

本書は明石書店の人気シリーズ初の試みとなる、映像・写真・文章を組み合わせた新しい形の書籍です。本書のために撮り下ろし、各章を読みながらアクセスできる動画を実際に見ながら、本書の有効的な活用方法をご紹介します。15都市の歴史や文化全てを詳しく解説するには時間が限られているため、「ローマ遺跡」「イスラームの遺産」「大聖堂」「伝統的手工業」をキーワードに、各都市に共通する特徴を関連づけながら掘り下げていきます。今回の執筆にあたっては、15都市すべてを再訪問し丁寧に取材しました。本書では紹介しきれなかった裏話やエピソードも交えてご紹介いたします。

【講師プロフィール】

立石博高(たていしひろたか)
イスパニア会会長。東京外国語大学学長を経て、現在、東京外国語大学名誉教授。専攻はスペイン近世・近代史。著書に『世界の食文化14 スペイン』(農文協)、『歴史のなかのカタルーニャ』(山川出版社)、『フェリペ2世』(山川出版社)、『スペイン史10講』(岩波書店)など。

小倉真理子(おぐらまりこ)
1998年スペイン語学科卒。マドリード在住26年。文化庁の奨学金を得てスペインに留学後、起業。夫であるフラメンコギタリストのカニサレスのマネジメントを行いながら、音響技師・プロデューサーとしてCD制作に携わる。現在は「まりこのスペイン語」と「Japón de Cajón」のYouTubeチャンネルを運営し、スペイン語や日本文化を発信。NHK出版ラジオスペイン語にてスペインの世界遺産に関するコラムを担当。

★申し込み方法★

例会への対面参加(講演会の聴講及び懇親会)、或いはオンライン参加ご希望の方は、下記のURLにアクセスしていただき必要事項をご記入願います。12月8日まで
https://forms.gle/5z3SqHwuESnFFcaR9

また、メールにてお申込みの方は、参加形態(下記*)と共にお名前と卒年を明記のうえ、12月8日(日)まで 山川 あてにご連絡ください。  

(*)1. 対面で参加 講演会と懇親会
   2. 対面で参加 講演会のみ
   3. オンラインで参加 講演会のみ

オンライン参加ご希望の連絡をいただいた方には、12月12日(木)までにGoogle MeetのURLとMeeting ID、パスコードを通知いたします。

現在イスパニア会の会員でない方のご参加も大歓迎で、お誘い合わせの上お運びください。
お問い合わせは、坂本興文までお願いいたします。

◎過去の例会テーマ◎

  • 第63回例会「「ラテンアメリカ経済は今:メキシコ大統領選挙から見る現状と今後の見通し」
  • 第62回例会「ノーキャプション漫画は『リンガフランカ』です」
  • 第61回例会「孫に伝えたい-心の航海日誌」
  • 第60回例会「近代バルセロナの芸術-万博、ピカソ、貞奴」
  • 第59回例会「スペイン史と国民史学 ―『スペイン史10講』を上梓して」
  • 第58回例会「ルベン・ダリオと私」
  • 第57回例会「語学研究と地域研究-故原教授と私」
  • 第56回例会「パンデミック下のメキシコで ~子ども、移民、女性」
  • 第55回例会「中南米と新型コロナ」
  • 第54回例会「新生スペインと日西関係」
  • 第53回例会「変動期の中南米情勢を読む」
  • 第52回例会「東京外国語大学スペイン語専攻の120年」
  • 第51回例会「発展途上地域の教育課題ーラテンアメリカを中心に」
  • 第50回例会「スペイン語圏は日本メディアにどのように登場したか」
  • 第49回例会「スペイン語の子どもの本を翻訳するとは」
  • 第48回例会「2つの文化の狭間で」
  • 第47回例会「中南米の帰国子女として」
  • 第46回例会「わが国と世界を結ぶ日系社会」
  • 第45回例会「多様なスペイン語を探求する―現地調査より」
  • 第44回例会「ことばのおもしろさ」
  • 第43回例会「転機のラテンアメリカ〜政治経済情勢を読み解く〜」
  • 第42回例会「フラメンコの夕べ ー逢坂剛氏を迎えてー」
  • 第41回例会「スペイン語史と現代スペイン語とのかかわり」
  • 第40回例会「実演で知るベネズエラの音楽文化」
  • 第39回例会「ニューヨークのメキシコ先住民」
  • 第38回例会「フレデイ前村とイルダ・ガデア〜「新しい人間」を目指した人々と今に受け継がれる想い〜」
  • 第37回例会「スペイン・テネリフェ派のシュルレアリスムについて」
  • 第36回例会「1年間のスペイン滞在を終えて」
  • 第35回例会「スペインとカタルーニャ―近代国家像の模索」
  • 第34回例会「天上の楽器ハープ」
  • 第33回例会「逆さまの地球儀」
  • 第32回例会「スペインの国際関係」
  • 第31回例会「ブラジルと共に35年」
  • 第30回例会「スペイン語世界のうたアフタヌーン・コンサート」
  • 第29回例会「アンダルシア文化の特質について」
  • 第28回例会「坪川真理子氏クラシックギターコンサート:スペイン幻想の調べを堪能する」
  • 第27回例会「藪医竹庵、医療を愚痴る---すぐに役立つ健康の話」
  • 第26回例会「荒井正道先生の卒寿をお祝いする集い」
  • 第25回例会「年金制度の仕組みと当面する課題」